紅き水月と白き睡蓮

水希の日記帳。

【ポケモン】第一回レトロユニオンオフ使用構築 ディアドー@XDフリーザー【4thGS】

使用構築

プレッシャー こだわりメガネ
りゅうせいぐん かえんほうしゃ
りゅうのはどう だいちのちから
マイペース こだわりスカーフ
ダークホール ねこだまし
このゆびとまれ てだすけ
プレッシャー しらたま
あくうせつだん ハイドロポンプ
りゅうせいぐん まもる
プレッシャー ヨロギのみ
ふぶき ぜったいれいど
こおりのつぶて くろいきり

2025/04/19に行われた【第一回レトロユニオンオフ】で使用したXDフリーザーを使用した構築。
過去のオフ会でも使用していて、今回はその構築を一部調整したもの。

easmois2332.hatenablog.com

 

【第九回関東バトレボオフ】ではベスト8、【第一回レトロユニオンオフ】では予選落ちとあまり結果は振るわなかったが、個人的には結構満足のいく構築となったのでまとめてみる。

 

コンセプトはドーブルを盾にディアルガの[こだわりメガネ][りゅうせいぐん]を相手に叩きこんだ後、フリーザーの[くろいきり]で再度フルパワーの[こだわりメガネ][りゅうせいぐん]を叩きこむというもの。

非常に単純なコンボではあるが、フルパワーの[こだわりメガネ][りゅうせいぐん]を何度も受けることは難しい為、一度でもコンボが決まっただけで一気に優勢へと傾く強さがある。

最初はディアルガの横に[くろいきり]フリーザーを置くことを考えたのだが、サポートなしだと[こだわりメガネ][りゅうせいぐん]を通すこと自体が厳しいという結論に至った為、鉄板の並びであるディアルガ&ドーブルの形にし、ドーブルが倒された後に[くろいきり]フリーザーでコンボを狙いに行く方針とした。

特攻ランクが2段階下がった状態での[こだわりメガネ][りゅうせいぐん]でもかなり火力は出るので、即座に[くろいきり]コンボを狙う必要はあまりないという考えもある。

残り1枠は【第九回関東バトレボオフ】ではカイオーガを採用したのだが、中速で固まっていて扱いにくかったので、今回はパルキアを採用した。
パルキアでも[りゅせいぐいん]からの[くろいきり]コンボが狙えるのでお得である。

 

個別解説

ディアルガ Lv.50
HP 207 (252)
こうげき 126
ぼうぎょ 140
とくこう 222 (252)
とくぼう 120 もっているわざ
すばやさ 111 (4) りゅうせいぐん
せいかく ひかえめ かえんほうしゃ
とくせい プレッシャー りゅうのはどう
もちもの こだわりメガネ だいちのちから

構築の軸であり、メイン火力。[こだわりメガネ][りゅうせいぐん]の高火力を相手に叩き込む。

素早さに振って先に相手を倒しに行くのも悪くはなさそうだが、[くろいきり]から再度殴っていくためには盤面にしっかり残ってほしいので耐久に振った。

[りゅうせいぐん]以外の技は撃たない。[りゅうせいぐん]以外の技を撃っている時点で負けみたいなものなので「裏のメタグロスに半減される」とか気にせずに[りゅうせいぐん]を撃とう。

一応ヌケニン対策で[かえんほうしゃ]を採用しているが気休め。ヌケニンに当たったら負け位の気持ちで良いだろう。

 

ドーブル ♀ Lv.50
HP 131 (4)
こうげき 40
ぼうぎょ 55
とくこう -
とくぼう 97 (252) もっているわざ
すばやさ 139 (252) ダークホール
せいかく ようき ねこだまし
とくせい マイペース このゆびとまれ
もちもの こだわりスカーフ てだすけ

構築の盾。基本的には[このゆびとまれ]でディアルガを守りながらさっさと退場してもらうのが仕事。

この構築は[トリックルーム]への耐性が一切ない為、相手の[トリックルーム]は展開させない立ち回りが必要になる。特に[ねこだまし]を絡めたものが重く、ドーブルに[ねこだまし]を撃たれた時点で負けみたいなもの。

この対策として[てだすけ]を採用した。ドーブルに[ねこだまし]を撃たれることを祈りながら[てだすけ]+[こだわりメガネ][りゅうせいぐん]で[トリックルーム]を展開するポケモンを一撃で倒しに行く。ゲンガー&ハリテヤマなど、[トリックルーム]を展開するポケモンが[きあいのタスキ]を持っているケースはほぼ無理。頑張って足掻こう。

[ダークホール]は他の技では戦況が好転しない場合に上振れ狙いで撃つもの。[ダークホール]が下振れると他の技を撃った時と戦況が殆ど変わらないが上振れると戦況が良くなる、というケースでは撃ち得である。最終手段として選択すると強い技。

[ねこだまし]は撃つと次のターンに交代をするしかなくなるので撃たない。他の技に変えても良いが、ないとそれはそれで困るケースがないこともない。他の技の候補としては[すりかえ]、[いかりのまえば]など。

 

パルキア Lv.50
HP 165
こうげき 126
ぼうぎょ 120
とくこう 202 (252)
とくぼう 141 (4) もっているわざ
すばやさ 167 (252) あくうせつだん
せいかく おくびょう ハイドロポンプ
とくせい プレッシャー りゅうせいぐん
もちもの しらたま まもる

第二火力。終盤に素早さを活かして詰めていく枠。

今回は配分も持ち物も火力を優先したものを採用。構築コンセプトが相手をゴリゴリ削っていくものの為、それに沿った形とした。その分、戦況が劣勢となっているときにかなり強気の立ち回りを要求されることが多いが、戦況が優勢のときの頼もしさは素晴らしい。

[トリックルーム]を展開されてしまったときなど、戦況が劣勢となっているときを考えると調整パルキアなど、耐久に大きく振った配分の方が動かしやすい。あまり火力のない調整パルキアが[りゅうせいぐん]で想定外の火力を出してきて崩された、といったこともあるかもしれない。要検討。

 

フリーザー Lv.50
HP 191 (204)
こうげき *1 93
ぼうぎょ 120
とくこう 115
とくぼう 194 (252) もっているわざ
すばやさ 112 (52) ふぶき
せいかく おだやか ぜったいれいど
とくせい プレッシャー こおりのつぶて
もちもの ヨロギのみ くろいきり
配分意図(クリックで開く)

火力:
グラードン H207(252)-D111(4)
→ ふぶき[ダブル補正] 確定2発

耐久:
カイオーガ C222(+252)
→ しおふき[雨/こだわりメガネ/ダブル補正] 乱数1発耐え

素早さ:
90族 S111(4)抜き


[くろいきり]コンボができるポケモン自体は沢山いるが、フリーザーはディアルガ&ドーブルが苦手なグラードンに結構強めという特徴があり結構相性が良い。

準伝説ポケモンということもあって数値は高いので最低限の火力と耐久はあり、[おいかぜ]や[いやしのすず]、[こおりのつぶて]、[ぜったいれいど]など、技も最低限揃っているので下手なポケモンよりは大分強い。

コンセプトである[くろいきり]、ディアルガ&ドーブルが苦手なグラードンへの有効打となる[ふぶき]もしくは[れいとうビーム]は確定。[ぜったいれいど]を見せることで相手に放置されにくくなり、隣のディアルガ、パルキアを間接的に守ることができるので[ぜったいれいど]も確定で良いだろう。

[ふぶき]と[れいとうビーム]の選択は[このゆびとまれ]持ち意識で[ふぶき]とした。

前回は残りの1枠を[おいかぜ]にしていたが、パルキアに変えたことで[おいかぜ]に頼る必要があまりなくなったので、今回は[こおりのつぶて]に変更した。

ディアルガが[りゅうせいぐん]を撃った後に繰り出される為、素早さをディアルガより速くし、残りは全て耐久に振った。素早さは激戦区のド真ん中なので、耐久を少し落として素早さに振っても良い。

 

立ち回り

基本的な立ち回りはドーブルの[このゆびとまれ]でディアルガを守りながら退場させ、相手に[こだわりメガネ][りゅうせいぐん]の高火力を相手に叩き込む。その後、フリーザーの[くろいきり]でディアルガの下がった特攻ランクを戻し、[こだわりメガネ][りゅうせいぐん]の高火力を再度叩き込む。というものである。

が、よく考えてほしいのはドーブルの[このゆびとまれ]でディアルガを守りながら退場させることが果たして強い動きなのか?という点である。

1ターン目から貴重な4匹のうちの1匹を自分から捨てにいっているわけである。ドーブルを失うというデメリットを上回るメリットが得られないのであれば、それは弱い動きであり、自分から負けに行っているようなものである。

ドーブルを[このゆびとまれ]で退場させることによって、1ターン目の戦況は勿論、2ターン目以降の戦況が劣勢となるのか優勢となるのかを考えて動かしていくと良い。

この考えは[くろいきり]コンボ抜きのディアルガ&ドーブルを使う上でも非常に重要。

フリーザーの[くろいきり]についても[りゅうせいぐん]で特攻が下がったら必ず使うというようなものではない。

冒頭でも書いたが、特攻ランクが2段階下がった状態での[こだわりメガネ][りゅうせいぐん]でもかなり火力は出るので、フリーザーで追撃を与えたほうがいいケースは非常に多い。

[くろいきり]コンボを決める余裕があるときは、大体先発のディアルガ&ドーブルで盤面を荒らせていることが多く、わざわざコンボを決めなくても良いレベルで戦況が優勢であることが多い。こういう場合は相手に挽回のチャンスを作らせない技として使うことになる。

逆に[くろいきり]コンボを決める余裕がないときは、先発のディアルガ&ドーブルで盤面を荒らせなかったときで、[くろいきり]コンボを決めるよりも優先的にやることがある。もしくは、無理やりにでも[くろいきり]コンボを決めて盤面をひっくり返す様な起死回生の一撃として使っていくしかない技となる。

[くろいきり]コンボが決まれば強いのは勿論だが、最適解ではないことが多いので[くろいきり]コンボに拘らず、柔軟に立ち回ると良い。


ディアルガ&ドーブルという並びは相手にすると様々な択と[ダークホール]による運ゲーを押し付けられ、最終的に択ゲー運ゲーとなり、あまりにもしょうもない。極めて浅い構築だと感じることがあるかもしれない。

しかし、使う側になると極端な性能をしているドーブルを丁寧に扱う必要があり、常に慎重な選択を求められる。とても深い構築だと感じる。

なかなか面白い並びである。

*1:A個体値29