使用構築
あめふらし | こだわりスカーフ | |
---|---|---|
しおふき | ふぶき | |
だくりゅう | かみなり | |
ぼうおん | オボンのみ | |
くさむすび | このゆびとまれ | |
アンコール | てだすけ | |
プレッシャー | たべのこし | |
シャドーダイブ | ドラゴンクロー | |
みがわり | まもる | |
クリアボディ | ラムのみ | |
バレットパンチ | アームハンマー | |
だいばくはつ | まもる |
2022/08/27に行われた【やすくにオフ サマーウォーズ】で使用した構築。
2022/05/01に行われた【やすくにオフ】でXDエレブーが優勝したのを見て、より器用なXDバリヤードはもっと強いのではないかということで組んだ。
このルールで最も強いカイオーガをバリヤードのサポートでしっかり守り、攻撃を通すのがシンプルに強そうなのでカイオーガを軸に。残りのポケモンはよく見る先発の並びに対する立ち回りを考えた結果、ギラティナ、メタグロスと決まった。
結果、このルール最強のスタンダート構築と呼ばれるギラグロスオーガにバリヤードを添える形となった。
「ギラグロスオーガ@1は何しても強い。」は名言。
個別解説
※特に脚注がない限り、ステータスは理想値(個体値6V)で記載。
カイオーガ | Lv.50 | |
---|---|---|
HP | 175 | |
こうげき | 108 | |
ぼうぎょ | 110 | |
とくこう | 222 (252) | |
とくぼう | 161 (4) | もっているわざ |
すばやさ | 142 (252) | しおふき |
せいかく | ひかえめ | ふぶき |
とくせい | あめふらし | だくりゅう |
もちもの | こだわりスカーフ | かみなり |
構築の軸。バリヤードのサポートを受けながら高火力の[しおふき]を通す。
[こだわりスカーフ]と[こだわりメガネ]のどちらを持たせるかは悩んだが、カイオーガを大事にする構築ということで序盤に裏に引いて、終盤に全抜きという流れが想定されたので[こだわりスカーフ]にした。
バリヤード ♂ | Lv.50 | |
---|---|---|
HP | 147 (252) | |
こうげき | - | |
ぼうぎょ | 86 (4) | |
とくこう | 120 | |
とくぼう | 189 (252) | もっているわざ |
すばやさ | 110 | くさむすび |
せいかく | おだやか | このゆびとまれ |
とくせい | ぼうおん | アンコール |
もちもの | くろいてっきゅう | てだすけ |
ダメージ計算(クリックで開く)
HB:
グラードン A222(+252) じしん[ダブル補正]
→ 確定1発耐え
HD:
カイオーガ C222(+252) しおふき[雨/ダブル補正]
→ 確定1発耐え
カイオーガ C222(+252) かみなり
→ 確定2発耐え
ディアルガ C222(+252) りゅうせいぐん[こだわりメガネ]
→ 乱数1発耐え
ミュウツー C206(252) ふぶき[いのちのたま/ダブル補正]
→ 確定2発耐え[霰込]
構築の盾。[このゆびとまれ]でカイオーガを守るのが主な仕事。
[このゆびとまれ]で守る必要性がない場合は[てだすけ]で火力を底上げ、厄介な相手は[アンコール]で縛るなど、とても器用な立ち回りができる。
トゲキッスと似たような性能だが、[このゆびとまれ]と[ねこだまし]の択を迫れる*1、[トリックルーム]の展開をチラつかせるなど、トゲキッスにはできないことも多い。
[このゆびとまれ]の影響を受けない全体技、[ふぶき]を等倍で受けられるのも大きいポイント。
素早さは90族という激戦区にいるポケモンなので、構築と想定される立ち回りに合わせて調整が必要。今回の構築は最遅90族よりも遅くする必要があったので、無振り+[くろいてっきゅう]とした。
が、S個体値1の[なまいき]個体しか持っていないかったので、実際には以下の様な個体を使用した。
実際に使用した個体(クリックで開く)
バリヤード ♂ | Lv.50 | |
---|---|---|
HP | 147 (252) | |
こうげき | - | |
ぼうぎょ | 86 (4) | |
とくこう *2 | 118 | |
とくぼう | 189 (252) | もっているわざ |
すばやさ *3 | 85 | くさむすび |
せいかく | なまいき | このゆびとまれ |
とくせい | ぼうおん | アンコール |
もちもの | オボンのみ | てだすけ |
最遅+[くろいてっきゅう]にすると、麻痺した[こだわりスカーフ]準速90族に先制できず、カイオーガミラーでの[かみなり]で運良く麻痺させたときの立ち回りに影響が出てしまう為、[オボンのみ]に変更した。
最遅90族よりも遅くしたいのだが、同速勝負で勝てばよいということで割り切った。
ギラティナ (アナザー) | Lv.50 | |
---|---|---|
HP | 225 | |
こうげき | 152 (252) | |
ぼうぎょ | 140 | |
とくこう | - | |
とくぼう | 141 (4) | もっているわざ |
すばやさ | 156 (252) | シャドーダイブ |
せいかく | ようき | ドラゴンクロー |
とくせい | プレッシャー | みがわり |
もちもの | たべのこし | まもる |
カイオーガで場を荒らした後、[みがわり][まもる]+[プレッシャー]で詰めていく。可もなく不可もなくという感じで調整の余地がありそうな枠。
あまり使わなかった[みがわり]を[かげうち]にして、カイオーガで倒しきれなかった相手を狩る、カイオーガの[しおふき]圏内まで削って、残りの1匹にシングルダメージを叩き込むのも良いかもしれない。その場合は[たべのこし]を[ハバンのみ]に変更すると運用しやすくなるだろう。
メタグロス | Lv.50 | |
---|---|---|
HP | 187 (252) | |
こうげき | 180 (68) | |
ぼうぎょ | 150 | |
とくこう | - | |
とくぼう | 134 (188) | もっているわざ |
すばやさ | 81 | バレットパンチ |
せいかく | ゆうかん | アームハンマー |
とくせい | クリアボディ | だいばくはつ |
もちもの | ラムのみ | まもる |
ダメージ計算(クリックで開く)
HD:
カイオーガ C222(+252) しおふき[雨/ダブル補正]
→ 確定1発耐え
火力、耐久、耐性を活かしながら柔軟な運用ができる便利枠。
[トリックルーム]対策として繰り出す。[だいばくはつ]で一掃する。[バレットパンチ]でカイオーガで倒しきれなかった相手を狩る、カイオーガの[しおふき]圏内まで削って、残りの1匹にシングルダメージを叩き込む。
などなど。
ミュウツー+ユキノオーの並びに対して後出しする立ち回りが発生する為、[ラムのみ]を持たせている。
[トリックルーム]を展開されるのが厳しい構築なので、よくあるメタグロスの調整よりも気持ち素早さを下げている。
と、書くとそれっぽいが、実際のところはS個体値を下げた[いじっぱり]個体を入手するのが面倒で、近い値になるS個体値31の[ゆうかん]個体を使っているだけ。
この差で有利になった場面も不利になった場面もないので、あまり気にしなくていいだろう。
立ち回り
よく見る先発に対しての立ち回りについて記載。
カイオーガ&ルンパッパ
【1ターン目】
カイオーガが相手のルンパッパに縛られているので、バリヤードは[このゆびとまれ]、カイオーガは相手のカイオーガに[かみなり]を選択。
バリヤードはルンパッパの[ねこだまし]+火力アップアイテムのないカイオーガの[しおふき]を耐えるので、耐えなかった場合は[こだわりスカーフ]出ないことが確定。同速以上の勝負ができるギラティナを繰り出す。
【2ターン目(バリヤードが場に残っている場合)】
バリヤードは[このゆびとまれ]、カイオーガは相手のカイオーガに[かみなり]を選択。
1ターン目に[かみなり]で相手のカイオーガに麻痺を入れられたのなら、バリヤードは相手のカイオーガに[くさむすび]、カイオーガはギラティナに交代。
【2ターン目(バリヤードが場に残っていない場合)】
ギラティナはカイオーガに[ドラゴンクロー]、カイオーガはメタグロスに交代。
カイオーガ&トゲキッス
お互いのカイオーガが[しおふき]をするか[かみなり]をするか、[こだわりスカーフ]なのか[こだわりメガネ]なのかの睨み合いをしている状況。そこに加えて[このゆびとまれ]と[ねこだまし]の択、[てだすけ]などが絡んでくるので非常に難しい。
相手目線だとバリヤードの[ねこだまし]でカイオーガを止めれるのが一番厳しい為、トゲキッスは[このゆびとまれ]を選択するはず。
よって、バリヤードは[てだすけ]、カイオーガは[しおふき]を選択し、相手のトゲキッスを撃破、カイオーガを削るのが一番良い立ち回りだろう。
返しの攻撃でカイオーガが撃破されたとしても、先発2匹を壊滅させることができたのなら、あとは後発のギラティナとメタグロスで詰めていけるだろう。ただし、相手のカイオーガも[こだわりスカーフ]で先制されてしまった場合は、どうにもならないのでこればっかりは諦めるしかない。
最初の[あめふらし]の発動順で相手のカイオーガが[こだわりスカーフ]であることが分かったのであれば、カイオーガはギラティナに交代。バリヤードはトゲキッスが[このゆびとまれ]以外を選択したときに備えて相手のカイオーガに[くさむすび]を選択。
[はりきり]トゲキッスの[しんそく]でカイオーガが先に削られる、最速トゲキッスの[こだわりスカーフ][たつまき]でカイオーガが怯むのは事故と割り切る。
ディアルガ&ドーブル
【1ターン目】
想定される相手の動きは大きく分けて2パターン。
ドーブルのサポートからディアルガの[トリックルーム]を展開するタイプとドーブルのサポートからディアルガの[こだわりメガネ][りゅうせいぐん]を叩き込むタイプ。
ディアルガの[こだわりメガネ][りゅうせいぐん]でカイオーガを撃破されるのが一番厳しいので、バリヤードは[このゆびとまれ]、カイオーガは[しおふき]を選択する。
バリヤードはディアルガの[こだわりメガネ][りゅうせいぐん]で乱数1発なので、耐えなかった場合はメタグロスを繰り出す。
相手目線だとどちらのパターンでも、バリヤードの[ねこだまし]でドーブルを止めつつ、カイオーガの[しおふき]でドーブルが何もできずに撃破され、ディアルガにシングルダメージを入れられるのが一番厳しい為、何もできない可能性のある[ダークホール]は選択せず、[このゆびとまれ]か[ねこだまし]で最低限の仕事をしたいはず。
バリヤードは[このゆびとまれ]と1点読みするなら[ダークホール]を選択するのが最善なので、[ダークホール]を選択されたら外すことを祈る。
【2ターン目】
ディアルガが[トリックルーム]を展開してきた場合は、バリヤードはディアルガに[アンコール]、カイオーガはメタグロスに交代。
ディアルガが[トリックルーム]を展開しなかった場合は、カイオーガは[しおふき]を選択。バリヤードが場に残っているなら[てだすけ]、残っていないならメタグロスがディアルガに[アームハンマー]を選択。
ディアルガ&トゲキッス
ディアルガ+ドーブルの並びと選択するべき行動は全く同じ。[ダークホール]がない分、相手にしやすい。
最速トゲキッスの[こだわりスカーフ][たつまき]でカイオーガが怯むのは事故と割り切る。
ミュウツー&ユキノオー
カイオーガはメタグロスに交代、メタグロスの体力を残す為にもバリヤードは[このゆびとまれ]。あとは流れで。
メタグロスが非常に重要でメタグロスをしっかり守りながら、攻撃していくのがカギとなる。
ミュウツー+ユキノオーの並びはユキノオーを失った後に出されるカイオーガが厳しいので、カイオーガを終盤まで温存する立ち回りも心掛けたい。
なかなか厳しいサイクル戦を強いられる。
グラードン&サンダー
滅多に見ない並びだが、受け出しもできない不利対面なので記載。
[ほうでん]で麻痺しないことを祈りつつ、バリヤードは[てだすけ]、カイオーガは[ふぶき]を選択。[ふぶき]がグラードンに当たらなかったらほぼ負け。
後発に入ってることが多いヌケニンに打点があるのがギラティナの[シャドーダイブ]のみなので、ヌケニンの存在が確認できるまでギラティナはしっかり温存する必要がある。兎にも角にも[ふぶき]がサンダーとグラードン両方に当たることを祈るしかない。
[こらえる]持ちの[ヌケニン]はほぼほぼ突破不能。
ギラティナ&[だいばくはつ]持ち
カイオーガ+バリヤードの並びは[だいばくはつ]で崩壊するのでカイオーガを交代して、被害を最小限に抑える。
[だいばくはつ]をしてくるポケモンが何なのかで立ち回りが変わってくるので、[だいばくはつ]以外に何ができるのかはしっかり把握しておきたい。
他にもよく見る先発の並びはいくつかあるが、今回記載した先発の並びを分解していけば、他の先発の並びに対してもすべきことは見えてくるだろう。
対戦成績
ルール: 参加者11名の2ブロック。各ブロックの1位で決勝戦。
予選ブロックを3勝2敗の1位抜け。決勝戦で勝利し優勝。
予選ブロックでの成績は構築相性やプレイングミスもあったのでまあこんなものかという感じ。
決勝戦では無事勝利を収めることができたものの、序盤から終盤までこちらの運が圧倒的に良かったので、もう一度やって勝てるかというと何とも言えない。
構築の完成度は悪くないので立ち回りについてより突き詰めていきたいところ。